うずしお豆知識・movie
うずしお豆知識
うずしおはどうしてできる
鳴門のうずしおが発生する原因は潮の干満、鳴門海峡の速い潮流に加えて海底の地形といった条件がそろっているためと言われています。
[潮汐]
まず、潮の干満は太陽や月の引力により生じます。地球の海水が引力により水平方向に引っ張られるためです。月のある方向では引力により海水が引かれ海面が盛り上がり満潮となりその反対側でも月の引力は最も弱いが、地球が月との共通の重心を軸として回っていることで起こる遠心力が強くなり、月に近い時と同様に満潮となります。満潮の所から90度ずれた所では、海水が2点に移動したために少なくなり、海面が下がり干潮となります。
[大潮と小潮]
潮の干満が特に大きい時を「大潮(おおしお)」といい、小さい時を「小潮(こしお)」といいます。大潮時は太陽・月・地球が一直線に並び月と太陽が同一方向に引力が働く為、干満が大きく小潮時は地球を挟んで太陽と月は直角の方向に並び太陽と月がそれぞれ異なる方向に引力が働く為、干満が小さくなります 。
[潮汐波の伝播]
地球の自転により月は東から西に向って移動していきます。地球上では月の引力によって海面が引き上げられ潮波が作られます。その波は月の移動を追いかけるように西へ移動していきます。(この現象を潮汐といいます。)
潮汐は世界中でも起きますが、鳴門海峡では「複雑な内海域を大きな波(潮汐波)が伝播する」ことで不思議な現象が起きています。
太平洋沖合いから西へと月を追いかけるように伝播してきた潮波は、紀伊水道に入って淡路島の南側で鳴門海峡方向と大阪湾方向の2方向へと分かれて進んでいきます。大阪湾へ進んだ潮波は明石海峡を通り、5〜6時間かけて淡路島を一周して播磨灘(瀬戸内海)側の鳴門海峡に達します。その時播磨灘側が満潮となるわけです。
ところで、この5〜6時間が経過する間に紀伊水道はどうなっているのか?太平洋から伝播してきた潮波の最高点は通過し、逆に最下部が到着しています。すなわち、水位は下がり干潮を迎えているわけです。
では、この時点での鳴門海峡の海面はどうなっているか?満潮の播磨灘と干潮の紀伊水道が対峙する結果、鳴門海峡の中心部を境に海面に落差(段差)ができるというわけです。
[鳴門海峡の潮速・海底の地形]
鳴門海峡の幅が1.3Kmと急に狭くなっていることと重なり、高い方から低い方へと海水が一気に流れ込み潮流が速くなります。
鳴門海峡の海底はと言いますと、中央部がぐんと深く約100mあり、潮流は中央部では抵抗が少ない為、速く流れます。(この流れを本流と呼びます。)一方、両岸部では浅瀬などにより抵抗がある為、流れは緩やかになります。
流れの速い潮は遅い潮にぶつかり、速い潮が遅い潮の方向に曲がってしばらくすると渦ができてきます。初めは、小さな渦として発生し潮とともに流れている間にだんだん大きくなり、やがて消えていきます。
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