うずしお豆知識・movie
自然と宇宙が演出するダイナミックな海の芸術「うずしお」。
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うずしお豆知識<入門編>
・「鳴門のうずしお」とは?
・「うずしお」は見えない時があるの?
・うずの大きさは「世界一」?
・「世界3大潮流」のひとつ?
・「うず」はどんな感じに巻く?
・鳴門海峡に滝ができるって本当?
・海面の様子
うずしお豆知識<詳細編>
・うずしおはどうしてできる?
 潮汐・潮の干満差・潮流・地形などの図を交えた少し詳しい解説です。
うずしおmovie



うずしお豆知識
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<入門編>
「鳴門のうずしお」とは?
 「うずしお」は、太平洋(紀伊水道)と瀬戸内海の潮の干満差により、淡路島と鳴門市を挟む「鳴門海峡」で、激しい潮流が発生することによりできる「自然現象」です。
 当社潮見表の「満潮」時には淡路島側に、「干潮」時には鳴門側に「うず」ができます。観潮船は、うずしおのできるところへ移動しますので、いずれの場合でも間近から「うずしお」をご覧いただけるのです。
 また、「うず」の出来ばえは、天候などに左右されますが、風の影響が特に大きく、潮の流れに対して適度な向かい風が好条件といえます。

「うずしお」は見えない時があるの?
 「うずしお」は、潮流により発生する自然現象で、潮の流れない時間帯には「うずしお」は全くできないため見ることはできません。一日のうちで潮流が最速となる時間帯に最も迫力ある「うずしお」が発生します。
 「うずしお」を楽しむためには、潮の流れる時間に合わせることが大切であることがおわかりいただけたと思いますが、潮の流れる時間帯は毎日異なり、さらにうずの迫力や大きさも毎日異なります。これは、「うずしお」発生の原因である「潮流の速さ」が毎日異なるためで、大潮の潮流の最速時は非常に流れが速く、迫力ある大うずを生み出しますが、小潮の場合は最速時であっても大うずは期待できません。うずしおを楽しむためには、その日の潮の最速時にあわせることが第一で、できれば大潮の日が良いといえます。
 当サイト内の潮見表ページでは、各日の潮流の状況を確認することができ、さらに日付をクリックするとその日の便ごとのうずの期待度を確認できますので、乗船計画の際にはご活用ください。

うずの大きさは「世界一」?
  最大時の直径が約30mともいわれる鳴門海峡の「うずの大きさ」は「世界一」といわれています。鳴門海峡の潮流の速さは世界で3番目といわれていますが、海岸線や海底の地形の影響により「うずの大きさ」は「世界一」になるといわれています。
「世界のうずしお」大きさランキング
1. 日本 「鳴門海峡」 直径30m
2. ノルウェー 「サルトストラメン街の海峡」 直径10m
3. フランス 「ランス川河口」 直径 2m
「世界3大潮流」のひとつ?
 鳴門海峡の潮流は「世界3大潮流」の一つといわれ、世界で3番目の速さといわれています。大潮の最速時には10.6ノット(約20km/h)にもなり、「日本一」の速さを誇ります。
「世界3大潮流」
1. イタリア 「メッシ―ナ海峡」 (シチリア島)
2. アメリカ 「セイモア海峡」 (ロスアンゼルス)
3. 日本 「鳴門海峡」 (淡路島・鳴門)

「うず」はどんな感じに巻く?
  洗濯機の中にできるような「うず」をイメージしている方も多いようですが、鳴門のうずしおは海底に向かって一直線に吸い込まれるような渦巻きとして、グルグルと同じ場所で巻き続けているわけではありません。
 鳴門の「うずしお」は、激しく複雑な海峡の「潮流」によって生まれ、潮に流され、動きながら大きくなり、やがて崩れ、消滅していきます。潮流は次々に新しい「うず」を生み続けるため、海峡では同時にいくつもの「うず」が出来ては消えていきます。

鳴門海峡に滝ができるって本当?
  紀伊水道(太平洋側)と瀬戸内海の潮の干満差により激しい潮流が生まれ「うずしお」ができるのですが、この「干満差」が鳴門海峡に滝を生み出します。大潮の時には2m近い段差になると言われ、海水が滝のように流れ落ちていく光景をご覧いただけます。

海面の様子
  潮の流れの激しい時間帯の鳴門海峡では、まるで別府温泉の坊主地獄のように海水がぼこぼこと吹き上げ、海面に花が咲くかのようにも見えるところから、「うずのはな」と呼ばれる現象が見られます。これは、激しい潮流が海底の岩などにぶつかり、上向きに方向を変えた結果、海水が吹き上げるような現象を引き起こしているのです。 この時の海面の様子として、海峡を挟んでの紀伊水道と瀬戸内海、それぞれの海面が全く異なる表情を見せる特徴があります。
 干潮時を例にしますと、この時瀬戸内海側の海水は鳴門海峡側に押し寄せてきていますが、狭い海峡が水門と化し、巨大なダムのような状況になる結果、瀬戸内側の海面は湖面のように静かです。ところで、この押し寄せられた海水は、狭い海峡で盛り上がるようにふくらみ、せきを乗り越えた水のごとく、潮位の低くなった紀伊水道側へ一気に流れ落ちていきます。そして、この激しく流れ落ちてくる海水が、地形等により複雑な流れを作る結果、渦巻きながら流れ、海面は大きくうねり、紀伊水道側の海面は荒々しい様相を見せているのです。

<詳細編>
うずしおはどうしてできる?
  鳴門のうずしおが発生する原因は潮の干満、鳴門海峡の速い潮流に加えて海底の地形といった条件がそろっているためと言われています。
潮汐
  まず、潮の干満は太陽や月の引力により生じます。地球の海水が引力により水平方向に引っ張られるためです。月のある方向では引力により海水が引かれ海面が盛り上がり満潮となりその反対側でも月の引力は最も弱いが、地球が月との共通の重心を軸として回っていることで起こる遠心力が強くなり、月に近い時と同様に満潮となります。満潮の所から90度ずれた所BとB´)では、海水が2点に移動AとA´)したために少なくなり、海面が下がり干潮となります。

大潮と小潮
  潮の干満が特に大きい時を「大潮(おおしお)」といい、小さい時を「小潮(こしお)」といいます。大潮時は太陽・月・地球が一直線に並び月と太陽が同一方向に引力が働く為、干満が大きく小潮時は地球を挟んで太陽と月は直角の方向に並び太陽と月がそれぞれ異なる方向に引力が働く為、干満が小さくなります 。

潮汐波の伝播
  地球の自転により月は東から西に向って移動していきます。地球上では月の引力によって海面が引き上げられ潮波が作られます。その波は月の移動を追いかけるように西へ移動していきます。(この現象を潮汐といいます。)
  潮汐は世界中でも起きますが、鳴門海峡では「複雑な内海域を大きな波(潮汐波)が伝播する」ことで不思議な現象が起きています。
  太平洋沖合いから西へと月を追いかけるように伝播してきた潮波は、紀伊水道に入って淡路島の南側で鳴門海峡方向と大阪湾方向の2方向へと分かれて進んでいきます。大阪湾へ進んだ潮波は明石海峡を通り、5〜6時間かけて淡路島を一周して播磨灘(瀬戸内海)側の鳴門海峡に達します。その時播磨灘側が満潮となるわけです。
  ところで、この5〜6時間が経過する間に紀伊水道はどうなっているのか?太平洋から伝播してきた潮波の最高点は通過し、逆に最下部が到着しています。すなわち、水位は下がり干潮を迎えているわけです。
  では、この時点での鳴門海峡の海面はどうなっているか?満潮の播磨灘と干潮の紀伊水道が対峙する結果、鳴門海峡の中心部を境に海面に落差(段差)ができるというわけです。

鳴門海峡の潮速・海底の地形
  鳴門海峡の幅が1.3Kmと急に狭くなっていることと重なり、高い方から低い方へと海水が一気に流れ込み潮流が速くなります。
  鳴門海峡の海底はと言いますと、中央部がぐんと深く約100mあり、潮流は中央部では抵抗が少ない為、速く流れます。(この流れを本流と呼びます。)一方、両岸部では浅瀬などにより抵抗がある為、流れは緩やかになります。
流れの速い潮は遅い潮にぶつかり、速い潮が遅い潮の方向に曲がってしばらくすると渦ができてきます。初めは、小さな渦として発生し潮とともに流れている間にだんだん大きくなり、やがて消えていきます。

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