咸臨丸は、1857年にオランダで産声をあげ、幕府海軍創成期の主力艦として配備されました。
1860年に勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎や塩飽諸島など出身の水夫など百余名を乗せ日本の開国に向け日米修好通商条約の批准書を交換するために日本の船として初めて太平洋を渡る偉業を遂げました。

2021年は咸臨丸が函館木古内沖で没してから150年の年となります。
幕末・明治維新という大変化の時代を切り拓いた咸臨丸の様に、新しい咸臨丸が大変化の令和時代を切り拓く象徴となれるように、うずしおクルーズも新たなステージへ踏み出します。

うずしおクルーズの初代咸臨丸は約25年の間多くの人たちに鳴門海峡の渦潮を知ってもらうために尽力してきました。

そして新咸臨丸は多くの人に渦潮を体感してもらうだけではなく海や船旅の素晴らしさや、今まで感じたことのない感動を与えられるようこれまでのうずしおクルーズを超える価値を提供していきます。

ReBorn
新・咸臨丸が切り拓く新たな冒険の旅へ出発しましょう。

新・咸臨丸の3つの新たな魅力

Ⅰ.デジタルアトラクション

あわじスカイビュー

床壁連続の大迫力スクリーンに360°ドローンで撮影した映像を投影。あたかも鳥になったようにな視点で淡路島の名所を空中散歩でき、渦潮やその他のまだ見ぬ淡路島の魅力を発見できます。

デジタルアクアリウム

大型のタッチスクリーンに鳴門海峡に生息する魚が実物大のシルエットで泳いでいます。画面の魚をタッチするとその魚の詳細情報が表示され、子供たちの知的好奇心を刺激します。英語にも対応。

うずしおチャンネル

咸臨丸の歴史やうずしおのメカニズムなどを学ぶことができるデジタルサイネージを設置。周辺の観光施設の紹介などもあり、淡路島の旅をさらに奥深いものにしてくれます。

Ⅱ.ユニバーサルデザイン

バリアフリー

第1客室は車椅子の方が入れるバリアフリー構造となっており、設置された大きな窓からは車椅子に座ったままでも外の景色をご覧いただけます。車椅子は最大で15台まで入ることができます。

多目的トイレ

第1客室に隣接された多目的トイレは車椅子はもちろん、おむつ交換台も設置されており、小さなお子様やご高齢の方にもご利用しやすくなっています。

キッズコーナー&授乳室

小さなお子様が遊べるキッズコーナーや、赤ちゃん連れの方のための授乳室も完備しました。今まで以上に家族で快適に船旅を楽しんでいただけるようになっています。

Ⅲ.貴賓室

VIPの接待にも利用可能

貴賓室は他の客室とは違い、船長会議などで使用されるイメージでつくられていますので重厚な雰囲気を醸し出しています。テーブルを囲んで座れるのでVIPの招待などにも活用していただけます。

最大18名で貸し切りOK

最大で18名までの貸し切り利用に対応しておりますので、ご家族での利用、仲間での利用など様々なシーンで活用いただけます。貸し切り料金につきましてはお問い合わせください。

新・咸臨丸の3つの新たな魅力

低振動・低騒音

メインエンジンはばね防振システムを採用しており、ゴムより優れた防振効果を発揮し、低振動と低騒音で快適な船内環境を実現します。

内装・家具

港湾都市である尾道で船舶の内装・家具製作を100年続けているジョイシスがプロデュースした内観はシックなデザインと快適性を両立しています。

環境負荷軽減

エンジンには鉛を使用しないPbフリーメタルや視認性に優れる水銀レスデジタル排気温度計を標準適用するなど環境負荷物質に仕様を削減しています。

※本船のバリアフリー設備は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団より助成を受けています。